2014年2月22日土曜日

「セルスタンバイ問題」発生の見分け方と、SMS対応SIMを選ぶポイント


先ほどの記事で、HW-01EにOCN モバイル ONE プリペイドのSIMを入れて使ったら、セルスタンバイでバッテリーがもりもり減った、ということを書いた。
「OCN モバイル ONE プリペイド」はSMS非対応なのだが、その後hi-hoのSMS対応SIMに入れ替えたところ、セルスタンバイ問題が解消され、電池の持ちが良くなった。

「セルスタンバイ問題」とは何か?という記事はこちら。
もちあるいてなんぼ。: MVNO最大の弱点「セルスタンバイ問題」ってそもそも何?という話

「セルスタンバイ問題」が起きているかどうかの見分け方


下の画面は、SMS非対応のOCNプリペイドを使用している時のもの。

「設定」アプリ→「電池」画面
「スタンバイ状態」をタップすると

このとおり、「スタンバイ状態」の中を見ると、圏外時間が100%になっているのが分かる。
ご丁寧に「電波が届かない場所では機内モードに切り替えましょう」という案内まで出ている。


次に、hi-hoのSMS対応SIMに挿し替えて、丸1日以上経った後。

「設定」アプリ→「電池」画面
「スタンバイ状態」をタップすると

「スタンバイ状態」の中を見ると、圏外時間が0%になった。
また、機内モードに切り替える案内も出なくなった。

IIJてくろぐ「セルスタンバイ問題」記事でも、以下のように書かれている。

てくろぐ: アンテナピクト問題・セルスタンバイ問題とは何かより引用:
元々セルスタンバイはバッテリーの消費が多いプロセスなので、電力の消費状況だけで問題の有無を確認するのは困難です。
セルスタンバイ問題が発生している際には、明らかに電波が届いているところにいる(通信ができている)のに、圏外時間が100%と表示されます。

このように、セルスタンバイ問題によるバッテリー消費が起きているかどうかを判定するには、「スタンバイ状態」プロセスの数値が大きいか小さいかではなく、「圏外時間が100%かどうか」を見る。
100%ならば、SMS対応SIMに交換すればバッテリー消費の改善が見込めると思う。
100%でなければ、セルスタンバイ問題以外にバッテリーを消費する問題があると考えた方がよさそうだ。

【追記】
Nexus5では、圏外時間が100%になっていてもバッテリーの消費はさほど酷くないそうだ(参考記事:こちらこちら等)
私のHW-01Eの場合、SMS非対応SIMではバッテリーが一晩持たず、SMS対応SIMに交換後は一晩持つようになった・・・と、体感でかなりの差があった。
圏外時間100%でも、バッテリー消費は機種によりだいぶ差がありそうだ。
また、最近のスマートフォンは元々バッテリー容量が大きいので、セルスタンバイ問題が起きてもバッテリー消費は気にならないレベル、という機種も多いと思う。


「セルスタンバイ問題」もう一つの誤解


もう一つ、セルスタンバイ問題にありがちな誤解がある。

「アンテナピクトが表示されていれば、セルスタンバイ問題は起きていない」

というものだ。
これも、昨年11月に行われたIIJユーザミーティングの資料に書かれているが、Android4.2ではSMS非対応SIMでもアンテナピクトが表示されるような修正が加えられている。

てくろぐ: Android・iOS・MVNOネットワーク (IIJmio meeting #1資料公開)
(「セッション2. 最近のAndroidとMVNO SIMの関係」スライドの23ページ以降参照)

なので最近のAndroid端末では、アンテナピクトが表示されていてもセルスタンバイ問題は起きることがある、と考えていいだろう。


SMS対応SIM、どんな場合に選ぶべき?


最後に、どんな端末の時にSMS対応SIMを選んだらよいか?について。
こちらも、iOS端末についてはIIJユーザミーティングの資料に書かれている。

てくろぐ: Android・iOS・MVNOネットワーク (IIJmio meeting #1資料公開)
(「セッション1. iOS動作検証のまとめ」スライドの24ページより引用)
  • iPhoneなどスマートフォンで使う場合にはSMS機能ありがおすすめ。
  • iPadなどタブレットで使う場合にはSMS機能なしで概ね問題なさそう。
  • 不明な場合はSMS機能ありを選択しておけばひとまず安心。

上記はiOS端末についての記述だが、Androidもだいたい同じ傾向ではないかと思う。

  • Androidスマートフォンは、セルスタンバイ問題が起きる機種と起きない機種がある。迷ったらとりあえずSMS対応SIMを選んだ方が安心。
  • Androidタブレットは、データ通信専用なので、セルスタンバイ問題が起きない機種が多いと思う。Nexus7は2013・2012ともに起きない(バッテリー消費が異常に起こるようなことはない)。Fonepad等通話ができるタブレットは起きることがある。
  • モバイルルータは、セルスタンバイ問題は起きない。SMS非対応SIMでOK。
・・・と、上のように私は考えている。

SMS対応SIMを提供しているドコモMVNOについては、『カテゴリ別ドコモMVNO比較まとめ』へどうぞ。

【追記】
iPhone・iPadについては、iOS8へのバージョンアップ以降、SMS非対応だと3G/LTEの接続に非常に時間がかかるという現象が起きているそうだ。
セルスタンバイ問題とは異なるが、iPhone・iPadの場合、SMS対応または音声通話対応が良いようだ。
iPhone・iPadで使うならSMS対応SIMがよい、という話 | もちあるいてなんぼ。